
韓国旅行の定番スポットとして、最近あらためて注目を集めているのが「チムジルバン」。
サウナやお風呂という枠を超え、食・休憩・仮眠・エンタメまで楽しめる韓国独自のリラクゼーション空間として、現地の人はもちろん、観光客からも高い人気を誇っています。
チムジルバンとは?
チムジルバン=「韓国式の大型温浴&リラクゼーション施設」
チムジルバン(찜질방)とは、韓国全土に広く存在する大型の温浴・サウナ施設のこと。
日本でいうスーパー銭湯に近い存在ですが、規模・滞在時間・使い方はかなり異なります。
最大の特徴は、
- お風呂・サウナ
- 温度や素材が異なる複数のチムジルルーム(岩盤浴のような空間)
- 仮眠できる休憩スペース
- 食堂・売店
- マッサージ・エステ
といった機能がひとつの施設内に集約されている点です。
多くのチムジルバンは24時間営業で、
「お風呂に入る → サウナで汗をかく → ご飯を食べる → そのまま寝る」
という流れで、数時間〜半日以上滞在する人も珍しくありません。
チムジルバンでの基本的な過ごし方
初めて行くと少し戸惑いやすいですが、流れはとてもシンプルです。
- 受付で料金を支払い、館内着とタオルを受け取る
- 男女別の浴場で入浴・洗体
- 館内着に着替えて、共用のチムジルエリアへ
- サウナ・休憩・食事などを自由に楽しむ
チムジルバンの共用スペースでは、年齢・性別を問わず、みんな館内着姿でリラックスしています。
家族連れ、カップル、友人同士、一人利用まで、本当に幅広い層が利用しているのが印象的です。
チムジルルームって何?
チムジルバン最大の特徴ともいえるのが「チムジルルーム」🧖♀️
これは高温・低温のサウナ空間で、
- 黄土(ファント)
- 塩
- 炭
- ヒマラヤ岩塩
など、素材や温度が異なる部屋が複数用意されていることが一般的です。
それぞれの部屋に
- 発汗
- リラックス
- クールダウン
といった役割があり、自分の体調に合わせて自由に行き来できます。
チムジルバン名物「ゆで卵&シッケ」
チムジルバンといえば欠かせないのが、
- ゆで卵(훈제계란)
- シッケ(韓国の甘い米ドリンク)
サウナで火照った体に、ほんのり甘いシッケが染みる…
この組み合わせは、韓国人にとって“チムジルバンの完成形”とも言われる定番スタイルです。
チムジルバン利用前に知っておきたいこと
チムジルバンは誰でも利用できる開放的な施設ですが、日本の温浴施設と異なる点も多く、事前に知っておくと安心な注意点があります。
① 入浴エリアは完全に男女別・全裸が基本
浴場(お風呂・洗い場)は完全に男女別で、基本は全裸です。
日本の銭湯と同じ感覚ですが、「タオルを巻いて入浴」はNGなので注意しましょう。
② 館内着エリアは男女共用
サウナルームなど、お風呂を出て館内着に着替えた後のチムジルエリアは、男女共用が主になります。
家族・カップル・友人同士で一緒に過ごせるのがチムジルバンの特徴です。
③ 写真撮影は禁止が基本
館内、とくに浴場・チムジルルーム内での撮影は禁止されている施設がほとんどです。
ロビーや入口でも注意書きがある場合が多いため、撮影は必ずルール確認を。
④ 長時間利用が前提の料金体系
チムジルバンの料金は「◯時間まで一律」というケースが多く、短時間利用よりもゆっくり滞在する人向けの設定です。
深夜を超えると追加料金が発生する施設もあるため、時間管理には注意しましょう。
⑤ 貴重品はロッカーでしっかり管理
ロッカーキーはリストバンド型が多く、そのキーで館内飲食の支払いもできる施設があります。
紛失すると追加料金がかかるため、外さず常に身につけるのが基本です。
初めてのチムジルバン、ここが気になる!
Q1. 韓国語が話せなくても大丈夫?
→ 基本的に問題なし!
有名なチムジルバンでは英語表記があり、受付も簡単な流れです。
入館時に館内着とロッカーキーを受け取るだけなので、「チムジルバン初体験」の観光客も多く利用しています。
Q2. 一人でも浮かない?
→ まったく問題なし。
韓国では一人で来て、サウナ→仮眠→帰宅、という使い方も一般的です。
むしろ一人利用の方が多い時間帯もあります。
Q3. どれくらい滞在する人が多い?
→ 平均は3〜6時間程度。
食事+仮眠まで含めると半日滞在する人も珍しくありません。空港近くの施設では、宿泊代わりに使う人もいます。
Q4. 食事は必須?
→ 必須ではありませんが、利用する人はかなり多いです。
クッパ、冷麺、ラーメン、軽食など、「サウナ後に食べる前提」のメニューが揃っています。
Q5. すっぴん・ノーメイクでも大丈夫?
→ まったく問題なし!
チムジルバンは“整える場所”ではなく“崩して休む場所”という感覚。現地の人もラフな状態で過ごしています。
韓国で人気のチムジルバン施設5選
弘大24時プルガマサウナ

弘大24時プルガマサウナは、弘大入口駅と新村駅の中間エリアに位置する、24時間営業のローカル派チムジルバンです。
「불가마(プルガマ)」と呼ばれる高温の窯サウナが中心で、短時間でもしっかり汗をかきたい人、夜遊び後や深夜の仮眠目的で利用する人が多い施設として知られています。
なにわ男子も訪れました!
住所
서울 서대문구 신촌로 1 쓰리알유시티 상가 B2(ソウル特別市 西大門区 新村路1スリーアルユーシティ商街 地下2階)
最寄駅
弘大入口駅(홍대입구역)
- 地下鉄2号線
- 空港鉄道(AREX)
- 京義・中央線
※新村駅(地下鉄2号線)からも徒歩圏内
行き方
- 弘大入口駅 4番出口を出る
- 新村方面(新村路)へ直進
- 「쓰리알유시티(3RU CITY)」と書かれた建物に入る
- エスカレーターまたは階段で地下2階(B2)へ
- サウナ入口に到着
出口から徒歩約3〜5分程度です。
ザ・パークスパランド(スパランド センタムシティ)

ザ・パークスパランド(Spa Land Centum City)は、釜山・センタムシティにある高級感のある大型チムジルバン。
新世界百貨店センタムシティ店に併設されており、清潔感・デザイン性・設備の質の高さで国内外から高評価を得ています。
ローカル色の強いチムジルバンとは異なり、
- 初めてでも使いやすい
- 観光客向けの導線が整っている
- 女性一人でも安心
という点が大きな特徴です。
住所
釜山広域市 海雲台区 センタム南大路35
新世界百貨店 センタムシティ店 スパランド内
(부산광역시 해운대구 센텀남대로 35)
最寄駅
センタムシティ駅(地下鉄2号線)
行き方
センタムシティ駅12番出口から直結。
新世界百貨店内に入り、案内表示に従って進むとスパランド入口に到着します。
SPAREX グッドモーニングシティ

SPAREX(スパレックス)グッドモーニングシティは、東大門(トンデムン)エリアにある大型ショッピングモール併設型のチムジルバンです。
韓国国内に複数店舗を展開する「SPAREX」ブランドのひとつで、
- 24時間営業
- 施設規模が大きい
- 観光客の利用が多い
という点が特徴です。
東大門での深夜ショッピング後の休憩・仮眠スポットとしても定番で、「初めてのチムジルバンでも利用しやすい」施設として知られています。
住所
ソウル特別市 中区 奨忠壇路 247 グッドモーニングシティ内
(서울특별시 중구 장충단로 247)
最寄駅
東大門歴史文化公園駅(동대문역사문화공원역)
- 地下鉄2号線
- 地下鉄4号線
- 地下鉄5号線
が利用可能で、ソウル市内どこからでもアクセスしやすい駅です。
行き方
東大門歴史文化公園駅 14番出口から地上へ出て徒歩約3〜5分。
「Good Morning City(グッドモーニングシティ)」の建物内に入り、館内案内に従ってSPAREXの入口へ進みます。
※夜遅い時間帯でも、周辺は人通り・明かりが多く安心感のあるエリアです。
スパレイ(SPA LEI)※女性専用

スパレイ(SPA LEI)は、ソウル・新沙(シンサ)エリアにある“女性専用”のチムジルバン(サウナ&スパ施設)です。
一般的なチムジルバンとは異なり、
- 利用者はすべて女性のみ
- 落ち着いた雰囲気
- 清潔感・安心感重視
という点が大きな特徴で、女性一人旅・初めてのチムジルバン体験でも利用しやすい施設として知られています。
住所
ソウル特別市 江南区 新沙洞 一帯(서울특별시 강남구 신사동)
※カロスキル(ガロスキル)近くのエリアに位置
最寄駅
新沙駅(신사역)
- 地下鉄3号線
- 新盆唐線(シンブンダン線)
行き方
新沙駅8番出口から地上へ出て、カロスキル方面へ徒歩約3〜5分。
周辺はカフェやショップが多く、昼夜ともに比較的安心して歩けるエリアです。
森の中の漢方ランド(숲속한방랜드)

森の中の漢方ランド(숲속한방랜드)は、ソウル・西大門区(서대문구)にある、漢方・炭火サウナを特徴とした本格派チムジルバンです。
都会の中心からやや離れたローカルな立地ながら、伝統的な炭窯(スッカマ)サウナや漢方蒸気浴といった、他ではなかなか体験できないディープなサウナ文化が楽しめるスポットとして人気があります。
伝統的な「炭窯」では、熱を蓄えた空間でじっくり発汗できるほか、館内では焼き芋や餅を火鉢で焼いて楽しむ文化も体験でき、“ローカル派・本格派サウナ好き向け”の一軒として知られています。
住所
서울특별시 서대문구 봉원동 51
Bongwonsa-gil 75-7, Seodaemun-gu, Seoul, South Korea
最寄駅
新村駅(신촌역 / Sinchon Station)
地下鉄2号線
※最寄駅からは徒歩圏ではなくバス利用が一般的です。
行き方(例)
新村駅 3番出口 → バス
- 新村駅(地下鉄2号線)3番出口から地上へ出る
- バス停から 7024番バス に乗車
- 森の中の漢方ランド バス停で下車
- 徒歩1〜2分で到着(バス停から近いです)
※徒歩ではやや距離があるため、バス利用がおすすめです。道路は大通り沿いで分かりやすいルートなので、初めてでも行きやすいです。
まとめ
チムジルバンは、単なるサウナや温浴施設ではなく、「休む・食べる・寝る・過ごす」までを含めた、韓国ならではの生活文化です。
日本のサウナとは目的や過ごし方が大きく異なり、時間に追われず、体も気持ちもゆるめることが前提の空間だからこそ、初めて体験すると強く印象に残る人も少なくありません。
旅行中のリフレッシュや移動の合間、あるいは“韓国らしい時間の使い方”を体感したいときに、チムジルバンはとてもおすすめのスポットです。
まだ行ったことない方は、ぜひ次の渡韓の際に行ってみてくださいね♨️




