
韓国ドラマやバラエティで緑のボトルをトントンと叩いてクイッとあおる・・・
あのシーンでおなじみの韓国焼酎 「チャミスル(참이슬)」
1998年の発売以来、竹炭多重濾過によるクリアな味わいと手頃な価格で“国民的焼酎”の座を不動にしています。
近年は低アル&フルーティー需要の高まりに応え、フレーバーや微炭酸など多彩なラインを展開!
今回はチャミスル全シリーズをプレーンからフレーバー、炭酸入りまで徹底ガイドします💚
チャミスルとは?

ネーミングの意味
「참(チャム/本物)」+「이슬(イスル/朝露)」=“本物の朝露(真実のしずく)”
“澄み切った一滴”を届けたいという開発陣の思いを込めて 1998 年に商標登録。
誕生の背景
当時韓国ではアルコール度数 25%超の “重いソジュ(焼酎)” が主流で、若年層や女性には敷居が高い状況でした。そこで HiteJinro社が “軽くて翌日に残りにくい焼酎” を目指し、竹炭濾過+低度数 という革新を導入したのです。
原料&発酵のこだわり
ベーススピリッツ
主原料は米・小麦・サツマイモ・タピオカなど。韓国産米の比率を年々高め、2024 年には国産 100%ロットも限定生産。
発酵工程
アミラーゼ酵素で澱粉を糖化→酵母発酵→減圧蒸留。蒸留温度を低く保つことで、アルコールと一緒に揮発しやすい“香味成分”のみを選択的に抽出します。
竹炭多重濾過システム
竹炭とは?
海抜600m以上の竹林で伐採→800~900℃で炭化→1000℃で活性化。表面積は木炭の約 3 倍で、ミクロ孔が不純物を吸着します。
ろ過回数と効果
チャミスルは 4回〜7回の多重濾過を採用(ラインによって異なる)。
アセトアルデヒドやフーゼル油など二日酔いの原因物質を最大 70%カットすると公式が公表しています。
クールマチュレーション
濾過後にマイナス 10℃以下で 72 時間熟成。アルコールと水分子が再結合し、口当たりがよりまろやかに。
度数の変遷
年代 | 主流度数 | 時代背景/ヒットの理由 |
1998 | 23% | “重いソジュ”→“ライト&クリア”へ転換点 |
2006 | 19.8% | 韓国政府の“節酒キャンペーン”追い風 |
2018 | 17.2% | 健康志向ブームとミレニアル世代の台頭 |
2023 | 13%系フレーバー | “チル飲み”需要+K‑POP ファンダムが牽引 |
2025 | 5%炭酸&13%レモン | “低アルでもしっかり美味しい”第3ウェーブ |
🌟ポイント
ブランド開始から 25 年で約 8%も度数ダウン。それでも “しっかり酔えるのに翌日がラク” という絶妙バランスを保ち続けているのが、チャミスル最大の強みです。
ボトルデザインとサステナビリティ
緑瓶の理由
紫外線カット率が高く、内容液の酸化を防止。韓国ではリターナブル(回収再利用)システムが進んでおり、緑瓶は識別が容易で回収率が 90%超。
2020 年リニューアル
エンボス加工でグリップ性を向上、ラベルも 30%軽量化。CO₂ 排出を年間 1600 t 削減する環境配慮型へ刷新。
海外展開
輸出国数:2025 年3月時点で 90 か国以上。米国・日本・東南アジアが3大市場。
「朝露のように澄み切った焼酎をリーズナブルに」が開発当初のコンセプトでしたが、2025年現在は “韓国カルチャーのシンボル” として世界に広がるチャミスル。
2024年には NewJeans、2025年春には LE SSERAFIM ラベルが韓国限定で発売されるなど、ファンダム需要が輸出売上を押し上げる好循環を生んでいます。
世界にこれほどまで広がる背景には、徹底した品質管理・環境配慮・ポップカルチャーとの掛け算があったことが、お分かりいただけるはずです😉💚
プレーンシリーズ徹底比較
チャミスル Fresh〈17.2%〉

特徴:マイナス10℃熟成で雑味ゼロ、のど越しスッキリ。
相性抜群の料理:サムギョプサル、ヤンニョムチキン、キムチチゲ。
飲み方Tips:瓶ごと冷凍庫で30分冷やす“氷点下ショット”でトロリとした口当たりに。
チャミスル Original〈20.1%〉

特徴:米の甘みと力強いキレが際立つ上位モデル。
相性抜群の料理:刺身、塩焼き、タコときゅうりの和え物など素材勝負のメニュー。
飲み方Tips:ショット→炭酸チェイサーで韓国通スタイル。
フレーバーシリーズ(全5種・13%)
どれも“果実のジューシーさ×チャミスルの透明感”を両立した低アル焼酎。甘すぎず後味が軽いので、お酒ビギナーや甘党さんでも挑戦しやすいですよ✨
🍇 マスカット

完熟マスカットの華やかな香りが立ち、甘酸っぱさとキリッとした後味のバランスが秀逸。キンキンに冷やして乾杯すれば“推し活オタ会”が一気に華やぎます💚
🍊 グレープフルーツ

皮のほろ苦さまでリアルに再現した大人系フレーバー。甘さ控えめで酸味優勢なので、辛ラーメンやトッポッキなど辛い料理の“口直しドリンク”としても相性抜群🔥
🍑 ピーチ

白桃を丸かじりしたようなジューシーさ。柔らかい甘さで飲み飽きせず、ロック・炭酸割りはもちろん、凍らせたカットピーチを入れて“フルーツイン”にするとフォトジェニック🌸
🍓 ストロベリー

ジャムのように濃厚な香りと滑らかな口当たり。バニラアイスにかけて“即席大人パフェ”もおすすめ。デザートカクテル感覚で甘党歓喜の一本🍨
🌺 すもも

繊細なプラムの香りに、コクのある甘みと穏やかな酸味が調和。チーズタッカルビやナッツと合わせれば、甘じょっぱさが引き立ち無限ループ注意報🚨
🍋 レモン〈2025年新登場〉

2025年春にリリースされた最新作。果汁エキスには南海岸産レモンを使用し、爽快な酸味とほのかな甘みを両立。竹炭濾過ならではのクリアな後味で、暑い日にゴクゴク飲めるライトさが魅力です。
香り:搾りたてレモンピールのフレッシュなシトラスアロマ。
味わい:一口目はシャープな酸味、その後にじんわり甘みとビター感。
おすすめシーン:サムギョプサルの脂をサッと洗い流したい時や、屋外BBQ・フェスでの“映えドリンク”に最適。氷をぎっしり詰めたタンブラーでソーダ割りにすると、ビール感覚でゴクゴクいけます!
微炭酸「トクトク(톡톡)」シリーズ〈5%〉
“톡(トク)”=“弾ける音” に由来。きめ細かな泡と低アルコールでチューハイ感覚。
マスカット

シャンパンのような細泡でパーティー映え🍾
すもも

甘酸っぱさ×シュワ感=デザートドリンクにも◎。焼酎感ほぼゼロで「お酒弱いけど韓国気分を味わいたい」ときの救世主。
缶で楽しむ“チャミボール”
「フレーバーを炭酸で割るのは好きだけど、自分で作るのは面倒…」という声に応えて、2024年9月に日本限定で登場したRTD(缶入り)ハイボールが「チャミボール」です。
チャミスルを強炭酸で割った“甘くない”ハイボール仕立てで、「甘さ控えめ&爽快炭酸」で揚げ物や辛い韓国料理と相性抜群🔥
アルコール度数は、飲みごたえのある7%!
fresh+レモン

プレーンのチャミスルFreshにレモン果汁エキスをプラス。
マスカット

人気No.1フレーバーの香りを活かしつつ、後味をドライに調整!
韓国流&アレンジ別の飲み方アイデア
ソメク(소맥)=チャミスル+ビール(1:3)で“竜巻ショット”が映え!
チャミハイ:フレーバーシリーズを炭酸水で1:1。ライムやスダチで大人カクテルに。
シャーベット割り:フローズンアイス(例:スイカバー🍉)をグラスにIN→Freshを注ぐだけ。TikTokで話題の裏ワザ。
ホットチャミ:Original+しょうが+蜂蜜を60℃前後に温めた冬限定の韓方茶風。
まとめ
プレーン派にも甘党派にも微炭酸派にも寄り添うチャミスル。竹炭濾過が生むクリアな後味と果実の自然な香りで、“軽いのに満足感”という唯一無二のポジションを確立しています。
気に入りの味と飲み方をぜひ見つけてくださいね💚🇰🇷✈️