
持ち帰れないもの・免税範囲・検疫ルールまで“公式情報ベース”でわかりやすくまとめました
韓国旅行の最後に意外と多いのが、「え、これ持って帰れないの?」というトラブル。
ポイントはとてもシンプルで、日本に入国する以上、“日本の法律と検疫ルール”が基準になるということです。
主に関係するのは次の3機関です。
- 税関
- 動物検疫所
- 植物防疫所
それぞれ役割が違います。
税金の判断は「税関」、肉や乳製品などの動物由来品は「動物検疫所」、果物や野菜などの植物は「植物防疫所」が担当します。
ここからは、持ち込み禁止品・条件付き持ち込み・免税範囲まで、詳しく解説していきます。
少しでも参考になると幸いです✨
日本に“原則持ち込めない”もの
① 肉製品(最重要)
日本では、肉や肉加工品の持ち込みは原則禁止です。(家畜伝染病予防法に基づく措置)
対象例:
- ソーセージ
- ジャーキー
- ハム
- スパム
- サムギョプサル
- 肉エキス入りインスタントラーメン
- 肉まん・餃子(肉入り)
「真空パックだから大丈夫」「少量だから問題ない」は通用しません。
韓国で市販されている加工食品でも、動物由来成分が含まれていれば基本NGです。
違反するとその場で没収・廃棄、悪質な場合は罰則の対象になることがあります。
② 生の果物・野菜・植物
植物類は植物防疫法の対象です。
持ち込み制限対象例:
- いちご・ぶどう・りんごなどの生果実
- 生の高麗人参
- 生の唐辛子・にんにく
- 土付きの植物
- 観葉植物
- 種子
検査を受けて条件を満たせば持ち込み可能な場合もありますが、個人旅行では現実的ではありません。
旅行者がよく買いがちな「市場の果物」は基本的に避けましょう。
③ 生の海産物(要注意)
- カンジャンケジャン(生のカニ)
- 生の貝類
これらは検疫対象になる可能性が高いです。
加熱・加工済み商品でも、内容によって判断が分かれます。
④ 偽ブランド品
コピー商品・偽物ブランド品の持ち込みは商標法違反。
没収対象になります。
「自分用だからOK」は通用しません。
⑤ 危険物・武器類
- 花火
- ガスボンベ
- スタンガン
- 特定刃物
航空法・銃刀法など複数の法律が関係します。
条件付きで持ち込めるもの

① 韓国コスメ
基本的に個人使用目的の数量であれば問題なし。
ただし:
- 明らかに大量(商用と判断される数量)
- 医薬品扱いになる成分を含むもの
は税関確認対象になる可能性があります。
② サプリメント・健康食品
個人使用分であれば通常問題ありません。
ただし:
- 医薬品成分を含むもの
- ホルモン系
- 動物由来原料を含むもの
は確認対象になる場合があります。
日本では医薬品医療機器等法(薬機法)の対象になる可能性があるため、販売目的の持ち込みは不可です。
③ キムチ
キムチ自体は加工食品ですが、肉入りキムチはNG。
また、液漏れでスーツケースが破損するケースも多いため、厳重梱包が必要です。
④ 海苔・お菓子
原則OK。
ただし、肉エキス使用製品はNGの可能性があります。
日本入国時の免税範囲
「韓国で免税で買った=日本でも免税」ではありません。
日本入国時には、日本の関税法に基づく免税範囲が適用されます。
一般物品の免税範囲
▶ 合計20万円まで免税
1品あたり10,000円以下のものは原則課税対象外ですが、
合計が20万円を超えると課税対象になります。
例:
- ブランドバッグ
- 高級時計
- 高額コスメ大量購入
20万円を超えた部分に対して課税されます。
酒類
▶ 3本まで(1本760ml換算)
韓国焼酎やマッコリも対象。
超えると課税対象です。
たばこ
- 紙巻きたばこ:200本
- 葉巻:50本
- 加熱式たばこ:個数制限あり
種類ごとに上限があります。
香水
▶ 2オンス(約56ml)まで
オードトワレなども対象。
空港免税店の落とし穴
仁川空港や金浦空港の免税店で買った商品は、韓国の税金が免除されているだけ。
日本の免税枠とは無関係です。
日本入国時に合計20万円を超えていれば課税対象です。
税関申告の流れ
現在は「Visit Japan Web」で電子申告可能。
申告が必要なケース:
- 20万円超の買い物
- 酒・たばこ超過
- 商用目的商品
- 検疫対象物
虚偽申告は罰則対象になります。
正直に申告すれば過度に心配する必要はありません。
「Visit Japan Web」での電子申告方法
現在、日本入国時の税関申告は「デジタル庁」と「税関」が運用する公式サービス『Visit Japan Web』を利用してオンラインで事前登録が可能です。
これは日本政府公式の入国手続きオンラインサービスで、入国審査・税関申告をスムーズにするためのシステムです。
Visit Japan Webとは?
Visit Japan Webは、日本入国時に必要な
- 入国審査情報(外国人のみ対象)
- 税関申告情報(日本人も利用可能)
を事前に登録できる公式オンラインサービスです。
日本国籍の方は主に「税関申告」で利用します。
① 事前登録の流れ
- 公式サイトにアクセス
- アカウント作成(メールアドレス登録)
- パスポート情報登録
- 帰国便情報入力
- 税関申告情報入力
帰国前(韓国出発前)に登録しておくのがおすすめです。
② 税関申告で入力する内容
主な入力項目は以下です。
- 持ち込む品物の有無
- 20万円を超える購入品の有無
- 酒類・たばこの数量
- 商業目的商品の有無
- 動植物製品の有無
質問は「はい/いいえ」で選択式が中心なので難しくありません。
③ QRコード発行
登録完了後、税関用QRコードが発行されます。
日本到着後:
- 税関検査場へ
- 電子申告端末でQRコード読み取り
- 顔認証
- 通過
紙の申告書を記入する必要がありません。
④ 利用時の注意点
- 必ず公式サイトから登録する
- 出発前にスクリーンショット保存
- スマホ充電切れ対策
また、申告内容に変更がある場合は再入力が必要です。
⑤ 紙の申告書との違い
Visit Japan Webは任意利用です。
従来通り紙の税関申告書も利用可能です。
ただし、電子申告レーンのほうがスムーズな場合が多いです。
⑥ 正直申告が大前提
Visit Japan Webを使っても、
- 虚偽申告
- 申告漏れ
があれば罰則対象になります。
特に20万円超過や肉製品の持ち込みは厳しくチェックされます。
帰国前にこれをチェック!
よくあるQ&A
Q. スーツケースの中に肉製品が入っていたら?
→ 発見された場合、没収・廃棄。
Q. 韓国の漢方は?
→ 動物由来成分がある場合は検疫対象。
帰国前チェックリスト
✔ 肉製品なし
✔ 生果実なし
✔ 合計20万円以内
✔ 酒3本以内
✔ たばこ制限内
✔ 不安なものは申告
なお、日本到着後の検疫エリアでは、動植物製品を所持している場合は必ず検査台で申告する必要があります。申告せずに持ち込んだ場合、故意でなくても罰則の対象となる可能性があります。特に近年は、家畜伝染病や植物害虫の侵入防止の観点から水際対策が強化されており、検査体制も厳格化されています。
また、免税範囲の「20万円」は購入価格の合計額で判断されます。海外で使用していた私物でも、日本出国時に持ち出したことが確認できない高額品(ブランドバッグや時計など)は課税対象と判断される場合があります。不安な場合は出国前に「携帯品別送品申告書」を提出しておくと安心です。
さらに、税関ではランダム検査が実施されることがあります。申告が不要な場合でも、呼び止められた際は指示に従いましょう。正しく申告していれば問題になることはありません。
韓国旅行を最後まで気持ちよく締めくくるためにも、「知らなかった」を防ぐ事前確認が何より大切です。帰国前にもう一度、持ち物と購入金額をチェックしておきましょう。
まとめ
韓国旅行から日本へ帰る際は、
- 基準は日本の法律
- 肉製品は原則持ち込み禁止
- 果物・植物は検疫対象
- 免税は20万円まで
- 空港免税店=日本免税ではない
これを押さえれば安心です。
旅行の最後にトラブルにならないよう、帰国前に必ず確認しておきましょう✈️✨




