
【コスメマイスター】
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毎日スキンケア用品を使用して美肌を目指している方がほとんどだと思いますが、実は「何もしないスキンケア」という美容方法があるのをご存知でしょうか?

しかし、「何もしないスキンケア」を成功させるには正しい知識と方法で実践する必要があります。もちろんリスクもあるので、自分に合わない方法だった場合はすぐに修正していきましょう!
今回は、「何もしないスキンケア」の効果や代表的な方法である「宇津木式」について徹底解説していきますよ!
スキンケアで何も塗らないとどうなる?
日中に受ける刺激から肌を守るためには、スキンケアが必要不可欠であると言われています。
化粧水や乳液といったスキンケアアイテムを使用しなければ、美しい肌を維持することはできません。



しかし、毎日さまざまなスキンケアアイテムが登場する一方で、現在は「何もしないスキンケア」にも注目が集まっています!
【夜】何もつけないスキンケアで肌は本当に綺麗になる?
肌は水分を保ちながら油分とのバランスをとっており、自分たちで健康な状態に整えようと働いています。本来のスキンケアの目的とは、「肌が自然に綺麗になろうとする働き」をサポートすることなのです。
つまり、「何もしないスキンケア」の最大のメリットは「肌が本来の力を取り戻して健やかになる」という点です。
スキンケアをするべきではない理由としては、「スキンケアアイテムに含まれる成分が、刺激を与えて肌バリアを破壊する」「スキンケアをする際の摩擦が肌に大きなダメージを与えてしまう」ことだと言われています。
メイクだけでなくスキンケアアイテムも肌にとっては異物となってしまう可能性があるため、「何もしないスキンケア」は肌が健康な人にとって、期待以上の効果が得られるかもしれません!



しかし、スキンケアをしない場合は肌の保湿やダメージの保護もできないため、紫外線や乾燥といったダメージから肌を守ることができない可能性も高くなるので注意が必要です!
洗顔後に何もつけないで乾燥や毛穴は大丈夫?40代や50代で悪化しない?
洗顔後に何もつけないことで、ずっと悩んでいた乾燥が改善されたり、開きっぱなしの毛穴が小さくなったりする可能性があります。



「保湿を重視したスキンケアを毎日行っているのに肌の乾燥が改善しない」「スキンケアしているのに毛穴が悪化した」という経験をお持ちの方は、もしかするとスキンケアをやめて肌を休ませることで改善するかもしれませんよ!
先ほどもお伝えしたように、スキンケアアイテムは肌にとって異物になるため、そのスキンケアアイテムの成分が刺激となって肌が荒れている場合もあります。長年悩んでいる方は、肌が持っている本来の自然治癒力にゆだねてみるのも1つの有効的な手段です。
しかし、生まれつきの乾燥肌や敏感肌の人は、肌のバリア機能にダメージを与える可能性が高い「何もしないスキンケア」はおすすめできません。
もしも乾燥肌や敏感肌の方が「何もしないスキンケア」をするという場合は、必要最低限のスキンケアアイテムのみを使用する「プチ肌断食」がおすすめですよ!
【メンズ編】ヒゲを剃る男性でも肌には何もしない方がいい?
男性特有の肌荒れとして、毎日の髭剃りによる肌へのダメージが挙げられます。
もし髭剃りで肌が荒れてしまっている場合は、何とか「スキンケアで回復しよう」と努力している方がほとんどではないでしょうか。
しかし、「髭剃りの肌荒れもスキンケアに頼る」ということをしてしまうと、場合によっては肌荒れがさらに悪化してしまう可能性もあるので、肌荒れしにくい髭剃りのテクニックで肌への負担を減らすことが最優先ですよ!
男性もまずは一度「何もしないスキンケア」を試してみて、自分の肌に合えば継続するというのがベストだと思います。



もしも「何もしないスキンケア」を実践してスキンケアアイテムへの支出が減った場合は、全てを解決できる「ヒゲ脱毛」をするのがおすすめです♪
ニキビには”あえて何もしないスキンケア”が最適?
「何もしないスキンケア」を導入することによって、慢性的なニキビが改善する場合もあります。
改善する理由としては、「肌に触る機会が減る」「スキンケアアイテムによる肌への刺激が減る」「肌の水分と油分のバランスが整う」ことが挙げられます。
また、ニキビ用の薬用化粧品や洗顔料を使っている場合は要注意です。ニキビ用のスキンケアアイテムには抗菌剤や抗炎症剤が入っているため、毎日使い続けてしまうと常在菌や皮脂のバランスが崩れてしまいます。
常在菌や皮脂のバランスが大きく崩れてしまうと、長期間治らない「慢性的なニキビ」となってしまうので注意が必要ですよ!



ニキビは皮膚疾患なので、酷い肌荒れに悩んでいる場合は「皮膚科専門医」の薬による治療や相談がおすすめです。
スキンケアをしないで美肌の芸能人って誰?
「何もしないスキンケア」を実践している美肌の芸能人としては、有村架純さんや小雪さんが挙げられます。
有村架純さんや小雪さんは「肌断食」という美容法を採用していると自身のブログなどで公表しており、有村架純さんは長年乾燥肌に悩んでいたようですが、肌断食を導入してからは肌の調子が良い状態をキープできているそうです。
また、いまだに美しい肌を保っているYOUさんは「朝の洗顔をやめて20年、夜も石鹸を使わずにオイルクレンジングしてお湯ですすいで終わり」とインタビューで語っています。
お風呂上がりもボディ兼用のよくある普通のクリームを顔につけて終わる「プチ断食」を採用していますよ!
【宇津木式】肌断食は成功する?ブログは本当?
肌断食は化粧水やクリームなどのスキンケアをしない美容法で、肌が本来持っているバリア機能などを最大限活かします。



特に決まった方法はないので数多くの肌断食がありますが、今回は代表的な「宇津木式」を解説していきます!
宇津木式の肌断食とは?メリットとデメリットを解説
「宇津木式」の肌断食とは、アンチエイジング治療専門の美容形成外科医である「宇津木龍一(うつぎりゅういち)」医師が提唱する美容法です。
宇津木式の肌断食方法は、以下の通りになります!
①基礎化粧品は使用しない
②ぬるま湯で洗顔を行う
③肌が乾燥しても乳液ではなくワセリンを使う
④化粧はファンデーションのみにする
⑤ファンデーションは石けんで落とす
⑥ポイントメイクであればOK
⑦日焼け止めも極力控える
基本的にはスキンケアと化粧を控えるだけなので、簡単に実践することが可能です。
さらに、宇津木式の肌断食には以下のようなメリットとデメリットがありますよ!
【メリット】
・肌トラブルが減少する
・すっぴんが綺麗になる
・化粧崩れの心配がない
・スキンケアとメイクの時間や手間がなくなる
・スキンケアアイテムの支出が減る
【デメリット】
・若干女子力が低下する
・職場にほぼスッピンで行かなければいけない
・スキンケア自体の楽しみがなくなる
・効果が出るまでに時間がかかる
・肌に合わない場合は逆に肌荒れにつながってしまう
肌質には個人差があるので、興味がある方はまずはクレンジングを使わないなど、少しづつ肌断食を導入していくのがおすすめですよ!
角栓や皮向け期間は?
宇津木式の肌断食を実践した場合、鼻や顎に角栓が発生したり、皮が剥けたりする場合があります。
角栓ができる主な理由は「毛穴の詰まり」や「ターンオーバーの乱れ」なので、肌断食による異常ではありません。
むしろ化粧品やスキンケアのシリコンなどによって毛穴が詰まってしまい、ターンオーバーが乱れる可能性の方が高いと言えます。



つまり、肌断食における角栓や皮向け期間は、健康な素肌になるための通過点ということになります♪
個人差はありますが、基本的には肌断食開始から2~3週間程度で角栓が発生し、1ヶ月半から2ヶ月ほどで落ち着いてきます。
時間が経てば落ち着く場合が多いので、角栓が発生したからといって無理に抜いたり、肌を強く擦ったりしないようにしましょう!
肌断食に失敗した場合はすぐにスキンケアを!



肌断食は自分の肌質に合わない可能性もあるため、失敗してしまうと以前よりも肌が荒れてしまう場合があります。
そこで肌断食に失敗した際におすすめしたいのが、「MADE IN ME」の『リラクゼーションマスク』になります!











肌断食によって逆に肌が荒れてしまった場合は、ぜひ1度試してみてくださいね!


何もしないスキンケアに関するQ&A



最後に肌断食に関するよくある質問に回答していきます♪
何もしないスキンケアが向いている肌質は?
肌質は個人差があるので「向いている肌質」を断言することはできませんが、基本的に肌が強い人は肌断食がかなり向いています。
しかし、逆に乾燥肌の人は注意が必要で、いきなり全てのスキンケアをやめてしまうと肌をダメージから守れずに刺激を直に受けてしまいますよ!
肌質に関わらず、肌断食に初挑戦するという人は、「クレンジングだけ」や「夜だけ」など少しずつ始めるようにしましょう!
脂性肌はスキンケアしない方がいい?
スキンケアをしない肌断食によって肌へのダメージを抑えることで、脂性肌特有のオイリー感やテカリを改善することが期待できます。
脂性肌の人は「過度な洗顔」で肌を傷めているケースが多いため、クレンジングや洗顔料を使用しない洗顔がおすすめです。
皮脂を取りすぎてしまうと、不足した皮脂を補うために皮脂腺が肥大し、通常よりも皮脂の分泌量が増えてしまいますよ!
肌断食中は日焼け止めもダメ?
肌断食中に推奨されているのは「少量のワセリン」のみなので、基本的に刺激がある日焼け止めも使用はNGです。
宇津木医師も15分程度の外出であれば日焼け止めは不要という見解を示しているため、長時間の外出は日傘や帽子といった物理的な方法で凌ぐのがおすすめですよ!
どうしても紫外線が気になる場合は、日焼け止めクリームよりもパウダーの方が推奨されています。