
【コスメマイスター】
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新型コロナウイルスの感染拡大によって、外出中はマスクをつけ続ける日々が1年以上も続いており、「マスクをつけるようになってから急激に肌荒れしやすくなった」という人が急増しています。

マスクによる肌荒れは慢性的に長引く場合が多く、現状ではマスクを外せるタイミングも少ないので、さらに肌トラブルが発生するという負のループに陥っている方も多いですよね…!
今回は、「マスク荒れを防ぐスキンケア方法」や「肌荒れを鎮静してくれるおすすめのスキンケアアイテム」を紹介していきます。
マスク荒れのぶつぶつやニキビを予防!おすすめのスキンケア方法



マスク荒れの原因は大きく分けて2つで、マスクによる「乾燥」と「摩擦」です。特にマスクで起こる摩擦は、角質の硬質化による毛穴詰まりや、蒸れによるアクネ菌の増殖など危険が多いですよ!
マスクの内側は高温多湿になっているため、肌表面の角質層は水分を吸収して膨らみ、肌がふやけた状態になっています。これは肌のバリア機能が低下している状態なので、スキンケアで回復させる必要があります。
それでは、朝と夜のスキンケア方法をそれぞれ紹介していきます!
【朝】マスクの肌荒れを改善するスキンケア方法



マスクによる肌荒れを起こしている場合は「敏感肌」になっているので、朝はなるべく刺激の少ないシンプルなスキンケアがおすすめです!
また、マスクで大部分が隠れているからと日焼け止めを疎かにするのもNGです。バリア機能が低下した肌に紫外線は天敵なので、肌への刺激が少ない日焼け止めを選んで必ず使用するようにしましょう!
1. 洗顔(睡眠中の汚れを洗浄する)
2. 化粧水(肌に水分を与える)
3. 美容液(肌に栄養を与える)
4. 乳液(潤いを閉じ込める)
5. 日焼け止め(紫外線から肌を守る)
最後に日焼け止めを塗ったり、これからメイクをしたりすることを考えると、朝の乳液はつけ心地が軽いさっぱりとしたテクスチャーのものを選ぶのがおすすめですよ!
【夜】マスクの肌荒れを改善するスキンケア方法
マスク荒れにはしっかりとした保湿が必須なので、肌にたっぷりと潤いを届けてくれる「化粧水」「乳液」「クリーム」はマストで取り入れるべきスキンケアです。
また、保湿には低刺激でアルコールフリーのスキンケアアイテムを使用しましょう。マスクによる肌トラブルは基本的に肌に刺激を与える成分が含まれていないものが推奨されています。
1. クレンジング(汚れを落とす)
2. 洗顔(肌を洗浄する)
3. 化粧水(肌に水分を与える)
4. フェイスパック(スペシャルケア)
5. 乳液(潤いを閉じ込める)
6. クリーム(乳液にプラスして潤いキープ)
洗顔後の肌は水分が蒸発する際に「内部の潤い」まで蒸発してしまうので、洗顔後にすぐ化粧水で水分を補給しましょう。その後、乳液やクリームなどの油分が多いアイテムを重ね塗りして水分を肌に閉じ込めましょう。
また、乾燥肌の場合はフェイスパックを使用してスペシャルケアをするのがおすすめですよ!
マスクで肌荒れした頬の赤みや赤くなるのを防ぐには?
マスク荒れによる頬の赤みは、肌とマスクの「摩擦」が主な原因です。マスクを長時間使用することによって肌とマスクが摩擦し、その刺激によって肌のバリア機能が低下していきます。
マスクによって頬が赤くなっている場合は、肌とマスクの摩擦をなるべく小さくしましょう!
肌とマスクの摩擦をなるべく小さくするためには、折りたたんだガーゼをマスクの内側に挟むのもおすすめです。



また、顔の赤みを今すぐに消したい場合はメイクで隠してしまうのが1番です!
顔の赤みを消す場合は補色である「グリーン系コントロールカラー」の使用がおすすめで、メイクの手順は以下の通りになります。
①保湿化粧水などで肌を整える
②下地を塗る
③赤みの気になる部分にだけコントロールカラーを塗る
④ファンデーションを重ねる
スキンケアで改善していくのが一番ですが、今すぐに赤みを消したい場合のみメイクで隠してしまいましょう!
あごのかゆいマスク荒れは乾燥が原因?カサカサを防止する肌荒れ対策
かゆみやカサカサはマスクによる「乾燥」が原因なので、マスクを外したら速やかに保湿することが重要です。
マスクをつけている間は内部に吐息の水分が充満しているので、肌が潤っているように感じるかもしれませんが、マスクを外した瞬間に一気に水分が蒸発し、肌は急激にマスクをしていない時よりも乾燥状態になっています。
そこで、マスクの着用によるかゆみに悩んでいる方はスプレー式の化粧水などを携帯し、1日の終わりは速やかに保湿するように心がけましょう!



乾燥した肌のスキンケアで大切なポイントは2つで「摩擦を減らして刺激を与えない」「しっかりと保湿して肌のバリア機能を高める」ことを意識しましょう!
1. クレンジング(刺激が少ないタイプを使用)
2. 洗顔(摩擦を減らすために擦らない)
3. 化粧水(すぐに保湿)
4. フェイスパック(肌鎮静のスペシャルケア)
5. 乳液(しっかりと潤いを閉じ込める)
6. クリーム(乳液にプラスして潤いをキープ)
メイク前は上記にプラスして「日焼け止め」を使用し、紫外線をしっかりカットして日光による刺激から肌をガードしてくださいね!
男性も使える!マスクの肌荒れを改善するプチプラ韓国フェイスパック



マスクによる肌トラブルに悩んでいる場合は、鎮静効果があるフェイスパックによるスペシャルケアがベストです!
そこでご紹介したいのが、楽天のリアルタイムランキングでも1位になった「MADE IN ME」の『リラクゼーションマスク』になります!











マスクによる肌トラブルを改善したい方は、ぜひ1度試してみてくださいね!


マスクによる子供の肌荒れには薬が最適?それぞれの特徴を解説



最後に、マスクによる子供の肌荒れに効果が期待できる薬について簡単に紹介していきます。詳しい効果などはかかりつけの専門医や皮膚科などで尋ねてみてくださいね!
ワセリン
マスクによる摩擦や肌の乾燥対策には、潤いの保護や肌のガード強化のためにワセリンを使うのがおすすめです。
ワセリンの主成分は石油から採れた油脂で、石油は地中から取れる天然成分なので安心して使用することができます。



ワセリンは低刺激なので唇などの敏感な部分にも使用可能で、ワセリン100%のベビーワセリンといった商品は赤ちゃんの肌にも使うことができますよ!
ワセリンの使い方としては、洗顔後に化粧水で肌を整えてワセリンを薄く塗るだけで完成です。
ヒルドイド
皮膚科でアトピーや肌荒れ用の保湿剤として処方されている医療用医薬品「ヒルドイド」は、ヘパリン類似物質が含まれているため、高い保湿効果があります。
アトピー性皮膚炎などの乾燥性湿疹を引き起こす疾患の場合にもおすすめの医薬品なので、肌トラブルが悪化してしまっている方にも有効です。



ヒルドイドは「クリーム」「ソフト軟膏」「ローション」「フォーム」など種類が豊富なので、まずは皮膚科に相談するのが良いですよ!
ロコイド
ロコイドの主な成分は「ヒドロコルチゾン酪酸エステル」で、ステロイド系の中でも弱めの成分となっています。
ステロイドと聞いて不安になる方も多いと思いますが、強度はステロイドの中でも下から2番目である「普通(Medium)」に該当するので、小さな子どもの湿疹に対しても処方される場合があります。



主に皮膚の炎症をおさえる抗炎症作用を期待するものなので、マスクによる肌荒れにはそこまで適していないと言えますね!
どちらにせよ、ひどい肌荒れの場合はまずは皮膚科に相談するのがベストですよ!